マジックアワー

某新聞社から貰った招待券を握り締め、神宮に向かった。時は交流戦の真っ只中、６月６日・東京ヤクルトスワローズvs埼玉西武ライオンズＪリーグが私に衝撃を与える前は、大のライオンズファンだった。なぜ好きになったのか？答えは単純。　強かったから。友人が少年野球チームで汗を流す中。せっせと西武ライオンズ球場に足を運んでいた。小学校の校歌などはさっぱり忘れてしまったが、当時の選手のテーマ曲は今でも口ずさめる。人間好きなことに関しての記憶は別腹なのか？勝ち試合の後に打ちあがる「花火」に興奮した僕。秋山のホームランを本気で待ち望んだ僕もいたし、潮崎の無敵シンカーに驚いた僕もいた。やはりドームではない方が好きだ。ドームの利点を考えたとしても、屋根が無い方が好きだ。今年で30歳を迎える大人となった私。青空の下、ビール片手にスポーツ観戦に幸せを感じる歳となった。外野席でジャンプジャンプは少々しんどい。中心から少し離れた席で観戦を決め込んだ。ワールドカップで盛り上がる(？)サッカー界。しかし、実績ではＷＢＣを連覇した野球界のが上に位置する。歴史が違うというのも一つ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヤクルトの宮本とライオンズの片岡そしてフェンスジャンプキャッチが記憶の隅にある飯田コーチ。今にも走り出しそうな雰囲気を醸し出す。内野には空席も目立ったが、外野席はほぼ満席。ホームランも飛び出し西武ファンは大満足だった内容。最終回で逆転への望みをつないだヤクルトにも楽しませてもらった。神宮名物【東京音頭】の傘が舞う。が傘が小さくなっている。様々な事があり、この形にたどり着いたのだろう。正直残念な印象。グリーンのビニール傘が外野スタンドを埋め尽くすスタイルが好きだったのになぁ。夕日に照らされる。照明にも火が入り、マジックアワーに突入する前に試合終了。勝手に方程式　　　　　　　　　ＢＥＥＲ＋スポーツ×休日＝至福